横須賀海軍工廠造兵部火工工場長浦作業場

海軍施設

吾妻川の両側に各施設が配置され、機銃弾薬や曳光弾、焼夷弾の火薬を製造していた。大戦中には、防空対策として東西の丘陵部に地下壕が構築され、人員退避や倉庫に利用された。作業場は、このほか、久木、池子、久里浜にもあった。
戦後、転換工場として、民間企業に払い下げられ、現在は、曙機械、掘硝子、深田サルベージ、横沢化学冶金などの企業の工場等が立ち並んでいる。当時の建物は、建て直され無くなっているが、平成10年頃まで、火薬庫と無煙火薬置場の建物が残っていた。しかし、隣接する第二海軍航空廠横須賀補給工場の魚雷倉庫と火工倉庫の建っていた敷地に、海上自衛隊の施設統合のための新施設が建設されることになり、一緒に破却されてしまった。

俯瞰。青色屋根のあたりが、会食場の位置。

最近まで残っていた火薬庫

同無煙火薬置場

ミシン場脇の崖に掘られた横穴倉庫

西側地下壕の開口部の一つ

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