荒崎高角砲台

高角砲台(防空砲台)

横須賀防備戦隊の防空砲台として、昭和16年の開戦時から設置されていた。 当初は3年式8センチ高角砲4門の砲台であったが、後に12.7センチ連装高角砲2基に変更された。 終戦時には横須賀海軍警備隊 横須賀地区高射隊 第四高角砲大隊、荒崎高角砲台として、 高角砲2基のほかに25ミリ単装機銃4基が装備され、人員配置115名であった。 (横須賀海軍警備隊昭和20年7月31日戦闘詳報による)
現在、砲台のあった場所は荒崎公園として整備されており遺構は殆ど残っていない。 高角砲は夕日の丘と名づけられた丘の上にあった。また、探照灯は隣の城山にあった。兵舎は丘の麓、水産庁の研究所のあたりに あったものと思われる。

夕日の丘。ここに高角砲
が2基設置されていた。

丘の中腹に残る壕。
崩落している。

周囲の海岸には海軍
用地碑が残る。

探照灯が設置されてい
た城山。展望台が建っている。

背後の丘上に残る構造
物。測遠機台座に似ている。

丘の麓に残る壕。コンク
リートで固められている。

隣の素掘りの壕。

壕の前に残る構造物。
六角形の台座で衛所であろう。

荒崎バス停から奥に入った民家
の敷地に残る東京湾要塞地帯の標柱。

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