伊勢町海岸から馬堀にかけて上陸する敵を側射する陣地。3箇所狙撃口が設けられているが、内2箇所は鉄筋コンクリートを打つ溝まで完成している。行き止まり通路など構築途中で終戦を迎えたものと推測される。見かけより大規模な壕である。情報によるとでは、横須賀鎮守府第13特別陸戦隊第2大隊第3中隊が配置されていたそうである。
@出入口のようだが、Bと
同様な狙撃口とする予定か。
A砲側庫。大きさ1.8×3m。
B狙撃室と思われるが崩
落している。
C兵員棲息部であろう。
約4m×15m、高さ1.8m
の部屋である。
D連絡路。幅1.2m高さ
1.7m。
E抜穴であろうがほぼ埋
まっている。
F背面に通じていること
から、抜け穴と推測する
が土で埋没している。
G狙撃室。ほぼ完成して
いるが、前面のコンクリート
が打たれていない。大きさ
約4×3m。
G外から見る。崖の中腹に
開く丸い狙撃口。
狙撃室、正反対の向きで
ある。Gと同じ形状であるが
開口していない。
Hコンクリートをうつ溝。
厚さ1m。
I行止りであるが、
掘削中か。