横須賀海軍警備隊 日向山高角砲台という。
7センチ半野戦高射砲3門(正式には八八式七糎野戦高射砲といわれ、陸軍が開発したもの)、25粍連装機銃が2基設置されていた。
また、空中写真から40粍連装機銃2門装備の日向機銃砲台が隣接しているものと推測される。
なお、40ミリの機銃については、海軍では五式四十粍高射機関砲、毘式四十粍機銃の二種類があり、どちらかの特定はできないが、連装に間違いがなければ毘式ということになる。
かって、この場所は共楽園と呼ばれた花の名園があったが、昭和18年頃に対空砲台の建設のために廃止されたと郷土史に記録がある。戦時日誌によると昭和19年12月10日完成予定と記載がある。
戦後、砲台のあった場所は日向ヶ丘団地として造成され、山を切り下げる工事によって砲台の遺構は消滅した。
南北に高角砲座が配置されている。
南側の掩体二つが40ミリ連装機銃と推測される
現在は、日向ヶ丘団地として住宅が立ち並んでいる。