小柴崎高角砲台

高角砲台(防空砲台)

横須賀海軍警備隊 横須賀地区高射隊 第二高角砲大隊 小柴崎高角砲台という。 長浜の西側の最高部に設置されていたと推測している。 昭和20年7月の段階で、12.7糎連装高角砲が2基、25粍連装機銃が2基設置されていた。人員161名。 (横須賀海軍警備隊昭和20年7月31日戦闘詳報による)
開戦前から昭和12年官房機密題5153号により、40口径3年式8糎高角砲4門、ス式110糎探照燈、「ステレオ」式2米高角測距儀1基、 7.7粍機銃4基が完備していた。開戦直前に発令された軍隊区分によると横須賀防備戦隊防空砲台に猿島、荒崎、衣笠などとともに小柴の名がある。途中で12.7糎連装高角砲2基に換装された。古写真によると砲座のほかにも、機銃掩体や測距儀や探照灯座と思われる遺構が見える。
現在、砲台のあった場所は、米軍の小柴石油貯蔵所の区域内で立入禁止となっており、現況藪山のようであるが、遺構は不明である。


米軍撮影の空中写真(S22撮影)

北から見る。突当りの山が砲台跡。
この道が砲台への軍道。

入口部分。立入禁止である。

南から見る。正面の山が砲台跡。

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