遠い昔、金田湾の海上に光るものがあるのを通りがかりの漁師が拾い上げたところ、黄金の恵比須像であった。 漁師はこれは大漁満足のしるしと喜び、草庵を建ててお祀りし、村人こぞってお守りしていると、ひとりの旅僧が現れて曰く 「この地の相を観ずるにまことに寿の海、福の田なり。海の幸を護るにこの恵比須尊あり、よろしく五穀豊穣を司る地蔵尊を勧請すべし。 しからばこの里の栄ゆること量りなかるべし」と地蔵尊を恵比須尊と合わせて祀るよう村人に告げて去りました。 そこで天文17年(1548年)村人は鎌倉光明寺の伝設大和尚を招いて開山となし、 草庵を現在の地に移して金田山円福寺としたのであります。 |
参拝ガイド |
金田山地蔵院円福寺、浄土宗鎌倉光明寺の末寺。三浦地蔵三六番札所でもあり、
本尊の阿弥陀如来のほかに、三浦市重要文化財である地蔵菩薩を安置している。 手入れの行き届いた境内は、銀杏やまきの大木の間を本堂まで真っ直ぐに参道が伸び、荘厳な雰囲気を醸し出している。 また、境内には三浦土人形の工房もあり、素朴な人形たちが参拝者を迎えてくれる。 |
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円福寺
三浦市南下浦町金田258 電話:046(888)0038 |
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アクセス |
■京急「三浦海岸駅」より 剱崎行バスで「金田」下車徒歩5分 または 剱崎経由三崎東岡行バスで「金田」下車徒歩5分
□2番毘沙門堂へは、「金田」バス停より |
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三浦海岸方面から来た場合の県道からの入口。正面の建物は児童会館。 海辺の集落特有の細い路地が迷路のように入組んでいるため、案内板どおりに進むこと。 |
周辺ガイド |
県道沿いには、弓なりに美しい砂浜が続き、海の香りを楽しみながら散策ができる。時間があれば釣りなどのマリンレジャーも楽しめる。
賑やかな三浦海岸とは対照的に、人の少ない静かな砂浜です。 毘沙門天方面に進むと、朝市で有名な金田漁港がすぐ。朝市は金田海業センターで、毎週日曜日の朝6時から8時まで開かれる。 2階にはレストランもあり七福神めぐりの腹ごしらえにピッタリ。 海業センターの裏手の山には、三浦一族の棟梁であった三浦義村の墓がありますので、立ち寄って見ては。 更に進むと、三浦半島の名所の一つ、剣崎灯台が。切り立った断崖の上に立ち、眼下に広がる海の先に房総半島を望む雄大な景観を 楽しめます。直近に駐車場(有料)もありますので安心。 |
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静かな金田海岸 | 道路沿いにある朝市の看板 | 金田海業センター外観 | 剣崎灯台 |
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全体図 | 毘沙門天 |