迫撃砲台座(御野立所)

軍事遺物

皇太子殿下御野立之跡の記念碑の脇に備えられていた迫撃砲の跡。現在は、コンクリート製の台座と砲の前部を支えていたと思われる支柱の跡のみが残る。台座の正面に「十五糎迫撃砲」と刻まれている。 後面にも何か刻まれているが判読不能である。
ここは、大正10年11月19日陸軍大演習の際に、皇太子殿下(昭和天皇)の観閲場所であった場所であり、皇太子殿下御野立所として大正11年11月に記念碑が建立された。
この砲は昭和6年12月に田奈村在郷軍人分会が村民の忠君愛国精神の涵養のために陸軍大臣あて下付願いを行ったものが認められたもので、戦利品の十五糎迫撃砲砲身である。戦後撤去され、台座だけが残されたのであろう。
なお、この記念碑には対になって別のものが備えられていた跡があるが、そちらは今のところ不明である。
所在:長津田御野立所(横浜市緑区)

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