護國忠魂碑(円蔵寺) |
軍事遺物 |
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円蔵寺には日露戦争に関連した遺物が集められている一画がある。
乃木大将の揮毫による忠魂碑と乃木大将の石像を中心に、周囲には水師営の会見碑、水師営のなつめの木、203高地の血染めの岩、元招魂社の鳥居片が置かれ、日露戦争の慰霊の地となっている。 忠魂碑は、御影石製、茅ヶ崎村兵事会が明治38年10月16日に建立したもので、日清・日露及び日支事変における戦没者13柱(日清役2柱、台湾土匪征役2柱、日露役8柱、日支事変1柱)が合祀されている。 当初、茅ヶ崎小学校に建立されたが、戦後同寺へ移設された。 忠魂碑の隣には、昭和10年に建立された乃木将軍石造がある。 いずれも御影石製である。 碑高370p、幅93p、厚さ47p、台石50p、基壇110p。 所在:円蔵寺(茅ヶ崎市) (刻字) 碑正面: 「護國忠魂碑 希典書」 右面: 「明治三十八年十月十六日 茅ヶ崎村兵事會建之」 左面: 「明治二十七八年戰役陣亡軍人 二十八年三月二十九日於臺灣澎湖島病死 陸軍歩兵一等卒 米山新蔵 同 二十八年六月二十六日於廣島病院病死 陸軍砲兵一等卒 越地三吉 明治三十一年臺灣匪徒征役陣亡軍人 三十一年十二月十一日於臺灣北山地方戰死 陸軍歩兵二等卒 鈴木米吉 同 三十一年九月十九日於臺灣基隆病死 陸軍歩兵二等卒 池田竹次郎」 碑裏面: 「明治三十七八年戰役陣亡軍人 三十七年十一月三十日於清國盛京省赤坂山戰死 陸軍歩兵軍曹勲七等功七級 松坂松五郎 三十八年九月三日於清國盛京省病死 陸軍歩兵伍長勲八等功七級 米山鐵五郎 三十八年三月九日於清国盛京省田義屯戰死 陸軍歩兵上等兵勲七等功七級 澁谷牛次郎 三十七年十二月一日於清國盛京省二〇三地戰死 陸軍歩兵一等卒勲八等功七級 米山又治郎 三十七年十一月二十八日於清國盛京省寺兒溝戰死 陸軍歩兵二等卒勲八等功七級 三橋太郎吉 三十七年十一月十二日於清國盛京省山澗堡戰死 陸軍歩兵二等卒勲八等功七級 河内駒吉 三十八年九月十八日於清國盛京省病死 陸軍歩兵一等卒勲八等 三橋力松 三十八年五月十八日於清國盛京省梁家窩柵戰死 陸軍輜重輸卒勲八等 三橋定吉 日支事變 昭和七年十月十日於満州國遼寧省轉通北側戰死 陸軍騎兵伍長 杉田匠」 |