馬神の碑(池尻4丁目)

軍事遺物

マスタービューレジデンスの東側斜面に建てられている。
このあたりは、第一師団に所属した陸軍騎兵第一連隊の跡であり、この小高い場所は通称騎兵山と呼ばれていた。
馬神とあることから、この碑は連隊に属していた軍馬を慰霊・顕彰する碑であると考えられる。
細長い石碑には、今でも馬の蹄鉄や人参が備えられており、戦役や傷病でで斃れた数多くの軍馬を慰めている。
建立は昭和5年7月と読めるが、揮毫者ほか他の刻字は判読できていない。
なお、反対側の斜面には騎兵第一連隊の戦没者の慰霊碑などが建てられている。
碑高160cm、幅50cm、厚さ20cm、台石50cm。
所在:(池尻4丁目:世田谷区)

(刻字)
碑正面:
「馬神 □□ 書」
碑裏面:
「昭和五年七月中旬 □四拾□ 建之」