裏面の碑文が剥がされており、由来等は不明であるが、場所柄、陸軍造兵廠東京工廠において事故等で殉職された方がたの慰霊碑と推測できる。同廠は昭和11年に碑のある十条台に移転した。また、建立年については、揮毫の杉本春吉さんが東京工廠長を勤めていたのは昭11年8月から昭14年3月までのため、その間に建立されたものと推測している。因みに、碑が所在するいなりプレーパーク(旧稲荷公園)とは四本木稲荷神社が祀られていた場所である。
碑高:305p、幅112p、厚さ26p、台石高60p
所在:北区立中央公園(北区)
(刻字)
碑正面:「殉職慰靈碑 陸軍造兵廠東京工廠長杉本春吉謹書」