義勇奉公(御所見)

軍事遺物
戻る
剣の形状をした勇ましい碑石。台石の周囲にぐるりと年次、出身字名、氏名が刻まれており、明治32年4月1日の建立であるが年次は明治42年まであるので追刻されたものと推測される。
なおこの地は、同地区の戦争碑が集まる慰霊の地であり、他に殉国烈士忠魂之碑英霊之碑が並んでいる。
碑高190p、台石55p、基壇60p。
所在:御所見(藤沢市)

(刻字)
碑正面:
「義勇奉公 御所見小學校長伊東覺念謹書」
裏面:
「赫々神州挙國皆兵實任邦家干城以護一系 皇基於戯盛矣哉吾御所見村人士見服常備選 役者□数十人于茲今而不勒之則其義勇奉公 之偉名或且歸湮滅郷之父老有慨于此者相謀 刻其姓名干石永観後昆
明治三十二年四月一日 伊東覺念謹誌」

・上台石正面:
「 (上段)
七年兵 □ 谷川七五郎 □ 井出龍之助 □ 柳川三吉
□年兵 宮 和田金蔵 葛 平綿信藏 菖 亀井定吉
十二年 葛 柳川旋太郎 □ 新見豊吉
十三年 用 福室□次郎 宮 福岡伊三郎
十四年 用 角田八百吉 仝 〃 紋治郎 □ □□源助
十五年 打 大木伊八
十六年
(下段)
獺 鈴木佐吉 菖 落合虎吉 打 井出佐吉 〃 齊藤勘治郎
二十八年 用 河江慶治郎 〃 長谷川慶蔵 宮 青木喜三郎 獺 熊山濱吉 打 大木浦次郎
二十九年 打 和田儀輔
三十年  用 長谷川庄治郎 〃 〃 九之助 菖 梶ヶ谷長作 〃 落合永作
三十一年 用 河江九郎八 宮 青木新蔵 菖 亀井直二」
・上台石左面:
「 (上段)
葛 齊藤佐助 菖 亀井源太郎 仝 長谷川品藏 仝 与安栄太郎 宮 井出常治郎
十七年 獺 熊山勇吉 菖 亀井徳藏 仝 〃 三吉 打 山ア愛次郎 □ □勝五郎
十九年 獺 常盤由藏 打 大木牛造 仝 山ア慶次郎
二十年 用 西山松五郎 宮 相原儀三郎 仝 杉山廣吉 獺 熊山菊藏
(下段)
〃 仝 一作 打 金子助造
三十二年 打 宮治銀藏 獺 熊山吉之助
七年 打 井上治郎吉
二十九年 葛 大貫三四郎
三十一年 獺 森直次郎
三十二年 獺 鈴木庄太郎 仝 熊山清藏 宮 和田勝之助 葛 矢部作治郎
三十三年 打 和田忠次郎 葛 清田鶴治」
・上台石裏面:
「 (上段)
三三 葛 落合音吉 仝 與安□次郎
三十四年 打 井出金藏 仝 齊藤弥三郎 獺 中野為吉 仝 熊山波吉 宮 福岡米吉 仝 内野廣長 用 藤井林藏 仝 西山兵吉 仝 柳川□次郎 仝 小川□蔵
三十五年 打 和田與作 仝 □原政治 仝 金子文吉 仝 井出宇助 □ 関戸米吉 □ □□□造
(下段)
三五 宮 和田卯之助 仝 井出八重藏 仝 西山爲造 用 神崎武助 仝 長谷川波五郎 仝 長谷川福太郎 仝 石塚保三郎 仝 伊東彦太郎 葛 矢部蔵 仝 矢部巳之助 仝 齊藤茂三郎 仝 柳川四平 仝 大貫大太郎 菖 水越政助 仝 落合藤藏 仝 落合六藏 仝 與安元次郎 仝 亀井□兵衛
三十六年 打 和田梅太郎 仝 金子政之助」
・上台石右面:
「 (上段)
□ □定藏 □ 林利根藏
二十一年 □ 佐藤安五郎 □ 仝六三郎 〃 角田近次郎 〃 佐□山之助
二十三年 □ 長谷川林藏 宮 杉山桑吉 菖 岡本幸七助
二十五年 打 宮治権藏 用 佐藤藤五郎 葛 大貫定吉
二十六年 □ 長谷川伊勢松 葛 平綿春吉
二十七年 □ 谷川定吉
(下段)
□ □□□□ 仝 小林兵吉 仝 濱田鹿次郎 宮 佐藤直吉 仝 内野關太郎 用 西山未□ 仝 澁谷弥□ 葛 大貫銀太郎 仝 平綿佐吉 仝 長谷川甚之助 仝 小泉福太郎 仝 小泉金藏 菖 長谷川□藏 仝 與安小二郎 仝 梶ヶ谷政吉
三十七年 打 金子一吉 仝 山ア治郎吉 仝 金子米吉」

・下台石正面:
「 三十七年 □ 土田□助 仝 熊山□次 仝 □藤□□ 仝 加藤伊助 仝 橋歌吉 用 長谷川修三郎 仝 神崎七之助 □ 平綿留吉 仝 □原時藏 菖 水越三□ 宮 井出□□ 仝 菊池繁造 仝 西山栄太郎 □ 福岡□長 仝 相原□□ 仝 内野米蔵 仝 内野萬造 仝 熊山□太郎
三十八年 □ 森英一 仝 □野音五郎 仝 堀□□徳 仝 土田清四郎 仝 内野角治 □ 西山□□郎」
・下台石左面:
「 葛 平綿由五郎 仝 平綿政五郎 菖 梶ヶ谷□□
三十九年 □ 宮治□治 仝 永野喜作 □ 上田喜助 宮 西野喜三郎 仝 西野亀吉 用 □□三千三 仝 岡野平吉 仝 西山貞吉 葛 齊藤藤徳藏 菖 落合治三郎
四十年 獺 相澤庄太郎 仝 矢澤鹿之助 宮 井□武守 仝 石川栄次郎 □ 福室直吉 仝 佐藤藏太郎 仝 北村和三郎 葛 柳川□之助 仝 柳川卯之□」
・下台石裏面:
「 四十一年 宮 長島嘉治 仝 相原倉造 葛 大□與四郎 仝 □原□□ 仝 矢部□次郎 菖 亀井□次郎
四十二年 獺 上田助治 □ 橋森藏 仝 梶ヶ谷紋次郎
三十八年 獺 岩崎孝雄
四十二年 打 山ア源三 用 福室五郎吉」

基壇蓋石:「發起人 村川鶴吉」