震災記念の碑(米海軍横須賀基地) |
軍事遺物 |
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大正12年9月1日(土)に関東地方を襲った大地震により、海軍鎮守府庁舎をはじめ海軍に属する土木建築物はほとんど倒壊、焼失し、海軍工廠も多くの工場が被害にあった。 全壊は、木工場、船渠工場、鍛造工場など30数棟、半壊・大破は数え切れず、また人的被害も、造船部67名、造機部28名、造兵部27名、総務部2名、会計部1名の敬125名に達した。 しかし、余震が頻発するなか、退廠を許されているのにも拘らず、一千有余名の一般従業員が残留あるいは再登廠して吾身を顧みず、防火、救護、応急作業に従事した。この義勇奉公は工廠の誇りであり、永く語り伝えるに足る事績であるとして、当時を追憶し、受難の記念とするためにこの碑を建立したのが由来である。震災からの復興が進む昭和7年9月1日に海軍工廠によって建立された。 碑は、コンクリート製の台座の上に、ブロンズ製の地球を乗せ、横須賀にあたる場所に時計を表示し、その時針は震災発生の午前11時58分を示している。 今はベースのメインゲートを入ってすぐのKING ST沿いの右手の小公園内にあるが、元はCPO CLUB(旧海軍工廠庁舎)前に現存する 工廠庁舎沿革碑の道路を隔てた向かいに側建てられていた。 所在:米海軍横須賀基地(横須賀市) (刻字) 碑正面:「震災記念」 |