聖蹟の碑

軍事遺物
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明治天皇が向山行在所(海軍兵学校教師館)に宿泊されたことを記念し、明治天皇行在所の記念碑と付属小公園が建設されることとなった。
昭和8年11月3日(明治節)工事が完成し、付属小公園には加藤大将揮毫による聖蹟の碑と各種植栽及び児童遊具が設置された。。 敷地の周囲は神社の境内のように御影石の柵柱で囲まれており、門扉も付けられていたようで、かっては神聖、厳粛な場所であった。
隣接して、行在所阯の碑が建てられている。 現、横須賀幼稚園の園庭である。
明治天皇行在所の記念碑である御駐蹕碑は裏手の中腹に建立されている。
碑高132p、幅110p、厚さ35p、台石55p。
所在:緑ヶ丘(横須賀市)

(刻字)
碑正面:
「聖蹟    海軍大将加藤寛治敬書」
<もう一つの「明治天皇行在所跡記念碑」>
・上記碑に先立つ昭和4年2月11日の紀元節に除幕された記念碑がある。
民間人である齊藤六兵衛氏らが企画したもので、軍令部長加藤寛治大将による揮毫で「明治天皇陛下御行在所趾」と刻されていた。建立後は横須賀市に寄贈されたようであるが、その後この碑がどうなったのかは不明である。