軍事遺物

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昭和天皇が昭和3年5月24日、この地に行幸されたことを記した碑。東京湾要塞司令部が建立。 1辺約10�p高さ約110�pの御影石製。上部に斜めの亀裂が入っており、一度割れたものを修復したようである。 刻文は、正面に「今上陛下御野立所」、右側面に「東京湾要塞司令部」、裏面に「昭和三年五月二十四日」とある。なお、同時に行幸された重砲兵学校にも行幸碑が残っている。 当時の記録によると、行幸の行程は以下のようであった。 8時30分　赤坂離宮発 8時45分　芝浦桟橋から駆逐艦灘風に乗艦 10時30分　走水桟橋着 10時50分　小原台旧砲台野立所着 12時15分　陸軍重砲兵学校着 13時40分　千代ケ崎砲台野立所着 14時45分　浦賀桟橋から駆逐艦灘風に乗艦 16時45分　芝浦桟橋着 内容は、小原台砲台で、東京湾要塞現況の奏上と八八式海岸射撃具による射撃の天覧。重砲兵学校で昼食と休憩。千代ケ崎砲台で、震災復旧工事や要塞整理工事等についての奏上と砲塔操法の天覧が行われた。