(第18突撃隊第59震洋隊)
勝山に本部を置いた第18突撃隊隷下の第59震洋隊の基地が置かれていた。
震洋とは、ベニヤ製モーターボートの艇首に250s爆弾を搭載した水上特攻兵器である。
第59震洋隊は昭和20年6月25日に配備されたが、基地自体は3月下旬から洲の崎航空隊の将兵らによって工事が進められており、格納壕を始め斜路などほぼ完成していた。
同隊は、波左間と洲崎に展開し、本隊は波左間基地、洲崎基地には第1艇隊(12隻)が配備された。
隊舎には周辺の民家が利用されたが、震洋艇や弾薬、燃料などは横穴壕に格納され、基地防備のために機銃陣地も整備されていた。
現在、横穴壕7基のほか、搬出路の一部や桟橋跡などが残されている。
波左間漁港。砂浜の港である。
桟橋跡。ボラードも残っている。
砂浜に続く搬出路
格納壕の一つ
格納壕の一つ
用途不明の壕
蛸壺壕