千代ケ崎砲台右翼観測所詳細

<概要>
二十八センチ榴弾砲台の観測所(司令所)は左右両翼に設置されていたが、これは右翼の観測所である。 観測室は丘の頂上部に設置され、周囲をコンクリートで固められた円形構造であり、中央に測遠機台座が残る。隣に一回り小さい小隊長位置と思われる施設が付属している。地下にはレンガ造りの付属室があり、階段で連絡している。 左翼観測所は破壊されているがほぼ同様の構造だと思われる。

観測所入口。レンガの小トンネル。

観測所上部の観測室。360度の眺望。

観測室から付属室への階段。

突当りが付属室、右手に観測室への階段

付属室内部。4m×4mの正方形。

上部観測室への階段

観測室

隣の小隊長位置

入口を入り登坂直線通路を進むと、突き当りに正方形の付属室。付属室手前に右手に上る階段がある。階段(8段)を上ると踊り場があり、更に左に折れて階段(6段)が続く。階段上はレンガ壁に囲まれた露天通路。突き当り左の階段(11段)を上ると観測室である。観測室の左手には70p幅の露天通路が伸び小隊長位置に連絡する。小隊長位置の背部には地面に上る小階段がある。
観測室は付属室から6.3mの高さ、付属室は入口から1.4mの高さ。ゆえに入口から観測室は7.7mの位置となる。
*赤線は地下部分

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