第二海軍技術廠横須賀出張所初声実験所

海軍施設
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海軍における無線関係の研究実験部門として昭和13年に横須賀海軍工廠内に通信実験部が新設されたが、これが変遷を経て、最終的に(昭和20年)、電波、音波、音響の研究実験機関として第二海軍技術廠が設置された。
横須賀出張所は長浦に本部を置き、受信実験・方位測定機実験所として初声実験所、送信実験所として衣笠実験所、電探実験所として根岸実験所、本牧実験所を持っていた。初声実験所は最初に出来たもので昭和15年7月に落成した。その竣工式に合わせて通信実験部の開部式も行われたようである。この場所は、横須賀と三浦の市境あたりの障害物のない平坦な台地で、無線通信実験には最適な場所であり、近くには横須賀通信隊の受信所と方位測定所を持つ初声分遣隊も置かれていた。
現在、遺構はほとんど残っていないが(立入禁止のため、外から調べた限りで建物は残っていないが、地形や池などに面影が残っているのではないかと思われる)、戦前からの無線施設を引き継いで、関東総合通信局電波管理部三浦電波センターが置かれ(旧敷地をそのまま使用している。当初は施設も利用していた。)、国内唯一の宇宙無線通信業務に使用する電波の監視業務を行っている。
なお、大戦末期に桜花の陸上射出基地(カタパルトによる千葉にもある)が、武山に設けられた。その場所はここだという説もあるが不明である。
三浦電波センター正門。当時と同じ位置。
入って右手に庁舎がある。
広い敷地には各種アンテナが立っている。 遠くから目立つ大パラボラアンテナ
当時のものと推測される池 敷地周囲には海軍用地碑が
2基のみ残る。北側の1基
同左。南側の1基 現在の境界標は丸波マークです。