横須賀海軍軍需部本部地区田ノ浦倉庫

海軍施設
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このエリアは軍需部の本部庁舎のあるエリアで、第四課(被服。糧食)の倉庫地帯である。田ノ浦浜は軍需部用地として、大正末に埋め立てられ、昭和2年に軍需部が港町から移転した。案針塚駅は当初、軍需部前駅として開設されたが、軍施設の所在がわかってしまうことから、昭和15年10月1日に安針塚駅に改称された。かっては、駅から軍需部方面へ通う人びとで多くの通行があったという。
現在は、庁舎周辺はベイスターズ練習場となっているほかは、ほぼ海上自衛隊の施設となっており、立入禁止である。
庁舎周辺の倉庫等施設は、戦後、大洋漁業鰍フ捕鯨基地として使用されていたが、昭和60年に閉鎖され、昭和62年に大洋ホエールズ練習場が建設された。 その際に破却された。
現存する当時の建物としては、衣糧・需品研究所が警備隊庁舎として、南側の衣糧倉庫が衛生隊施設として使われているようだ。また、敷地境界に設置されていた当時のコンクリート塀も一部残っている。
なお、大戦中に、防空対策として、西側丘陵地下に、大規模な地下壕が掘削され、地下倉庫、防空壕として利用された。現在、埋め戻されたり、塞がれたりしているが開口部が幾つか確認できる。 丘陵には横須賀警備隊の田浦軍需部山機銃砲台が設けられ、現在もトーチカや防空壕が残っている。

庁舎があった辺り 第一需品庫の辺り 警備隊庁舎として使われている
旧衣糧・需品研究所
衛生隊が使っている旧衣糧倉庫
南側を海から望む。現在は海自施設。 軍需神社跡。もと田ノ浦神明社であったが、大正13年軍需部の移転により遷宮され、そこに軍需神社が造営された。

比与宇隧道。田ノ浦側。右車線には
軌道が敷かれていた。
隧道内部の地下倉庫開口部。4箇所
ある。
レンガ構造の防空壕もある コンクリート塀は丘陵部に残っている。
東側部分。

丘陵山頂部防空壕。この上に機銃掩体
がある。
2.5m×15mの部屋と抜け穴の
構造である。
壕内部。入口方向。 25粍連装機銃掩体

 
庁舎脇の崖に築かれたトーチカ。
監視壕と推測される
監視窓から内部を見る 壕出入口