洲崎弾薬支庫

陸軍施設

東京湾要塞の房総半島地区の弾薬支庫として、昭和2年3月に洲崎第二砲台の南方谷戸に建設された。
入口は2カ所で、防湿のため、鉄筋コンクリート製の内庫と外庫の二重構造であり、前室、本室を有していた(浄法寺朝美「日本築城史」原書房)。
外庫の内法は幅6m、長さ25m、高さ5m程度の大きなものである。現在、内庫は存在していない。壁のコンクリート厚は50pである。
現在(2013年)、周辺地区では、残土処分場工事が進められており、洲崎第二砲台を含め遺構の存続が心配される。

入口

入口から内部。約15mの通路がある

通路部分から入口

通路と外庫の接続部

巨大な外庫。奥行約25m、高さ約5m

外庫壁面。黒い点はコウモリ

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