黒崎砲台

洞窟砲台(海面砲台)

三戸海岸の北の岩場にあたり、岩陰に隠れて周囲からは見通せない隔離された感のある別天地。幼い頃良く遊んだ場所である。そのため、映画やテレビのロケで良く使われる。業界では知られる撮影スポットである。 ある雑誌で日本のノルマンジーと評されたこともある。
写真の丘陵の中腹に2門、岬の向こう側に1門の計3門の15cmカノン洞窟砲台が設けられていた。 各砲台とも砲座部分は、トンネル状にコンクリートで固められ、内部に弾薬庫や司令室等の部屋が設けられている。三浦半島の洞窟砲台では最大規模である。郷土史によると、守備兵は近くの延寿寺に炊事場を設けていた。 便宜上、北から順に第1砲台、第2砲台、第3砲台とする。

上記写真の左側に位置する第1砲台。
この右方に第2砲台があり内部で連絡。
第2砲台は、藪に隠され表から見えない。
⇒第1、第2砲台詳細については

上記写真の岬の裏側にある第3砲台。
住居として使われていたようだ。
⇒第3砲台詳細については

狙撃用洞窟陣地は黒崎の鼻の北側の岩崖に2箇所設けられている。長浜の狙撃陣地と相対しており、 敵を両側から挟み撃ちにする。岬の南側に上記洞窟砲台がある。
⇒洞窟陣地詳細については

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