寿徳寺檀家における日中戦争の戦病死者の供養碑。昭和14年5月に檀徒惣代によって同寺境内に建立された。現在は、同時期に建立された「日清・日露」及び「軍用動物」の慰霊碑と並んでいるが、当初は別の場所に建てられていたと推測される。理由はわからぬが、この時期、同寺では供養塔建立の機運の高まりがあったのであろう。
所在:寿徳寺(北区)
(刻字)
碑正面:「(梵字のア)日支事變戰病死者供養塔」
碑右面:「昭和十四年五月造立本願人寿徳寺現住宮木宥弌」
碑左面:「檀徒總代 越部阿久太郎 松本久三郎 石山彌吉」