日清日露戦役戦病死者為供養(寿徳寺)

軍事遺物

寿徳寺檀家における日清・日露戦争の戦病死者の供養碑。昭和14年5月に檀徒惣代によって同寺境内に建立された。裏面に碑文が記されているが、判読困難である。推測されるのは、もともと日清戦役の供養碑があり日露戦役を加えて再建されたのではないかということ。現在は、同時期に建立された「日支」及び「軍用動物」の慰霊碑と並んでいるが、当初は別の場所に建てられていたと推測される。理由はわからぬが、この時期、同寺では各戦役における供養塔建立の機運の高まりがあったのであろう。
所在:寿徳寺(北区)

(刻字)
碑正面:「(梵字のア)日清日露戰役戰病死者為供養」
碑右面:「昭和十四年五月吉日願主壽徳寺住職現住宮木宥弌」
碑裏面:「明治廿八年十月十七日法要修行本願人南昭山現住宥弌     該山檀家惣代松本佐右ヱ門石山龍藏越部留吉各字 □ 長左エ門字谷津越部權左エ門仝武左エ門仝新右エ門 □   金井□手嶋權右エ門仝金藏仝助八 □  年十一月   要□本願人壽徳寺宥弌 □    越部留吉仝弐左エ門石山龍藏仝 明治廿八年十一月二日造立村長保坂」

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