三崎町遺族會が各戦役の戦病没者を慰霊するために昭和28年7月に建立。堂前の焼香台は大理石である。
この場所は、三崎城跡の台地の南東の先端、搦手に当る場所である。
構内には同遺族会が昭和48年3月に建立した「平和の塔」と「御製の碑」や三浦市傷痍軍人会が昭和58年12月に建立した「傷痍軍人之碑」が置かれている。
参道沿いには、大東亜戦争終結から33回忌にあたる昭和53年に建立された「戦歿者慰霊碑」及び三浦市を構成する三崎町、南下浦町、初声村が戦前に建立した各忠魂碑が集められて立ち並んでいる。
三浦市における戦病没者らの慰霊と平和を祈念する聖地になっており、三浦市では毎年8月15日、この場所で戦歿者追悼式が行われる。
ところで、この慰霊堂は隣接する三崎小学校に存在した奉安殿に非常によく似ている。移設の可能性も高く今後の調査を待つことになる。