エリア (配備予定兵器)
江浦地区 (蛟龍、回天)
多比地区 (回天、震洋)
口野地区 (回天、震洋)
重寺地区 (海龍、震洋)
重須地区 (海龍)
第15突撃隊に属する特攻基地の一つ。また、第15突撃隊本部もここにあった。
江浦基地は、江浦湾と内浦湾沿岸の江浦、多比、口野、重寺、重須地区の広い範囲にまたがり、配備予定部隊も震洋隊、蛟龍隊、海龍隊、回天隊の4種類が予定されていた。昭和20年に入ってから部隊配備のために横穴式地下壕を鋭意掘削していたが、終戦時点では未完成であり、実際に配備できたのは、第4海龍隊、第5海龍隊、第67震洋隊のみで、資材等の不足のために兵器も未充足という状況であった。
資料によると、第15突撃隊に配属された震洋隊は第67震洋隊、第136震洋隊の2隊であり、第67震洋隊は三津浜、第136震洋隊は清水三保に配属されたとある。
従って、江浦基地に配属されたのは第67震洋隊と推測されるが、震洋の格納壕は、多比地区、口野地区、重寺地区に分散して造られている。本体は重寺地区におかれ、この三地区に各艇隊が分散して進出していたものと推測できる。
しかし、震洋格納壕は、安良里基地、田子基地、御前崎基地にも造られていることから、さらに別の震洋隊の配属が計画されていたものと考えられる。
海龍隊については、その格納壕が江浦基地、戸田基地、安良里基地、田子基地に造られているが、どの隊がどこに配属されたかは定かでなく、震洋隊と同様、さらに別の海龍隊の配属が計画されていたものと考えられる。
回天隊については、基地の概成自体が昭和20年の9月中とされており、全て未配属のまま終戦を迎えた。
各地区の詳細は別途紹介する。
エリア (配備予定兵器)
江浦地区 (蛟龍、回天)
多比地区 (回天、震洋)
口野地区 (回天、震洋)
重寺地区 (海龍、震洋)
重須地区 (海龍)