東京湾要塞に次いで、大阪湾防衛のために紀淡海峡、鳴門海峡に築かれた要塞。明治22年3月起工の生石山第三砲台を皮切りに、由良地区、友ヶ島地区、加太・深山地区、鳴門地区(旧鳴門要塞に)合わせて30箇所もの砲台が築かれた。 由良要塞司令部は、明治29年7月に開設された。明治38年の友ヶ島第五砲台の竣工をもって由良要塞既定の砲台建設は完了した。その後の要塞整理、再整理を経て、旧式砲台などが廃止され、最終的には由良地区3、友ヶ島地区4、加太・深山地区2、鳴門地区2の11か所の砲台で太平洋戦争を迎えた。
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